「節税にいいですよ」と紹介されて、よくわからないまま不動産を買った。
そのときは「うまく節税できた」と思ったけど、気づけばお金が減っていて、「あれ?なんで…?」というご相談、実はかなり多いんです。
節税目的で不動産を持つこと自体は悪くありません。でも、「節税できる=儲かる」ではないというのが、不動産のちょっと怖いところなんです。
この記事では、
なぜそんなことが起きるのか?
節税しつつ、ちゃんとお金も増やすにはどうすればいいのか?
…ということを、なるべくわかりやすく解説していきますね。
減価償却って? 節税のカラクリをカンタンに説明
法人で不動産を買うと、建物部分を「減価償却費」として経費にできます。これが節税のポイントです。
たとえば、築30年の木造アパートを買ったとします。この場合、建物の価格を4年間で一気に経費にできる、というしくみなんですね。帳簿上の利益が少なくなる=税金も減る、というわけです。
でも、ここで気をつけたいのが、「帳簿上の話」だということ。実際にキャッシュ(現金)が手元に増えるわけじゃないんです。
節税してるのにお金が減る!?よくある誤解
「節税になった!法人税が安くなった!」と喜んでいても、家賃収入よりも出ていくお金が多ければ、キャッシュはどんどん減っていきます。
実際に起きがちな出費はこんな感じ:
- 空室が思ったより多い
- 修繕費やリフォーム費が高い
- 借入返済で手元に残らない
- 金利が上がって返済負担が増えた
つまり、「税金は安くなったけど、手元にお金が残らない…」という状態に。これは本当によくあるケースです。
こんなとき要注意!赤字になる3つの理由
① シミュレーションがざっくりすぎる
「利回り10%!」と書かれた資料、よくありますよね。でも、広告費や修繕費、管理費、ローン返済など、細かいところまでちゃんと計算されていないと、実際の利益はまったく違います。
② 立地や物件がイマイチでも「節税できるから」で買ってしまう
たとえば、賃貸需要が少ないエリアの築古物件。買ったときは安く見えても、入居者がつかないと家賃が入らないし、売るときにも買い手がつかない…なんてことも。
③ 税理士さんが不動産に詳しくない
「節税になるからいいですね」そう言われて安心していませんか?
でも実は、不動産投資の細かいキャッシュフローまで見てアドバイスしてくれる税理士さんは少ないです。資産税に詳しい税理士さんや不動産のプロと一緒に見直すのがベストです。
「節税だけ」で選ばない。不動産は資産形成が本来の目的
節税は「おまけ」であって、本来、不動産はキャッシュを生んでくれる資産であるべきです。
こんな物件なら、節税も資産形成も両方うまくいく可能性が高くなります:
- 入居がつきやすいエリア(賃貸需要が安定)
- 家賃収入より支出が明らかに少ない(手元にお金が残る)
- 売るときもある程度の価格で売れる(出口戦略あり)
さらに、法人で持てば、将来の事業承継や相続にも使える“武器”になります。
私たちが考える「いい不動産戦略」って?
うちの方針はとてもシンプルです。
「節税だけで終わらせない。ちゃんとお金が残ることを最優先する」
だからこそ、
- 物件選定の段階からサポート
- キャッシュフロー重視のシミュレーション
- 資産税に強い税理士さんと連携
- 売却・承継など出口まで設計
…というトータルサポートを大事にしています。
よくあるご質問
Q. 顧問税理士に「節税できてるから問題ない」と言われましたが?
A. それは「税務的にはOK」という意味かもしれません。でも、本当に儲かっているかどうかは、別の話です。キャッシュフローを一緒に見直してみましょう。
Q. もう物件を買っちゃったんですが、見直せますか?
A. はい、大丈夫です。今の状況を一緒に確認して、将来的にどうすれば改善できるかを提案します。
📞 無料相談受付中!
「節税になるって言われて買ったけど、これでよかったのか不安…」
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お気軽にどうぞ。話すだけで見えてくること、たくさんありますよ。
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